初恋物語

 368 名前：大人になった名無しさん[sage] 投稿日：2006/12/06(水) 00:15:35

中学三年、友達Aの勧めで塾の夏期講習に通ったときに、「良いな」と思った他校の子が居た。

外見もピザで、格好良くもなく、スポーツもダメな自分に自信が無く。

話は出来ても、そこから先には進めるはずもなく一瞬で夏期講習は終了。ただの思い出になった。

 

友達Aと同じ高校に受験し、無事合格。高校のクラス発表で、偶然Aと同じクラスに。

そしたら、目の前に、見たことある名前があった。出身中学も同じ。ドキッとした。

Aとあの子が話をしていて、自然と向こうも自分を覚えててくれてた。

いきなり「知り合い」からスタート。ここから、二年にも及ぶ初恋が始まってしまった。。。

 

 

369 名前：368[sage] 投稿日：2006/12/06(水) 00:37:29

日を追う毎に、彼女が気になるようになる。夜も眠れない。

Aは自分が彼女を好きということを知らないから、自然と話を振ってくる。

つまり、自分・A・彼女・その友達で仲良くなれるようになってきて、一歩友達に近づいた。

彼女は自分とは対称的な子で、見た目も良く。他の同級生も、

会話の中で気になる子ランクみたいな感じで、常に名前が挙がる。

性格も少しヤンチャな感じで、地味な自分とは正反対。

ただ、勉強は真面目に取り組む頑張り屋。どう考えても釣り合わない。

今でいう「イケメン」な彼氏が似合う、そんな子でした。

 

370 名前：368[sage] 投稿日：2006/12/06(水) 01:17:00

「友達」になっても先に進めない。

幸いなことに、男友達がたくさん出来てA以外にも相談に乗ってくれる友達もできた。

こっちがそうこうしてる内に、彼女側からも今までとは変化が出始める。

避けるどころか、逆に近づいてくる。席替えで、近くに来ない？と誘われた。

友達としてなのか、それとも？まさか！？。恋愛に奥手の自分は訳分からない。

一番の衝撃は、突然。彼女の友達数人と現れ、「好き」と言われたこと。

更にその後「ごめん、冗談。罰ゲームで言わされただけ！」

実はナメられてる。そうなんだ。。。やっぱり、イタズラが好きなんだな。

自分の気持ちを知ってて言ってたら悪魔だけど。

 

そのあとも自分の意気地の無さで、中々本当のことを言えず。微妙な関係のまま、

高校二年の春に。

修学旅行で、一緒のグループで回るとの話が出て最後のチャンス。

これに賭けようと思ったが、事情により彼女は行けなくなり、チャンスも消えた。

ただ、もう我慢できなかった、自分の思いを伝えなければ、絶対後悔する。

そこで、東京某ランドのキャラのお土産ともに、一通の手紙を入れた。

見事玉砕した。

三年になり、クラスが別れ気まずさからか、彼女とその友人とは疎遠になった。

自分は産まれ故郷の関東の大学に進学。

中学高校の楽しい思い出を作った土地を離れることが決まった。

あの日以降、会話を全くしなかったが、最後の日だけ挨拶を交わした。

 

371 名前：368[sage] 投稿日：2006/12/06(水) 01:40:50

大学進学後も、一年半友達つきあいして、同じように振られたり、

今度は焦って四回会っていきなり言って玉砕したり。。。

あれから、11年。この話は、帰省したときや関東に出た友達と会うときに、毎回話のネタにされます。

こんな自分も22才で彼女が出来て、来年結婚します。もちろん、このことも知ってますが、

不器用な自分らしいと笑われます。

今、親の事情で急遽帰省中。色々話してるうちに、酔いも手伝って思わず書き込みました。

いま、その子がどこで何をしてるのか分かりません。幸せな家庭を築き、

どこかで暮らしてるのを祈るばかりです。

 

携帯からの長文、乱文失礼しました。